2020年のロードバイクシーズンも終盤に
差し掛かり、来年使用するパーツなどを
検討している方もいるかと思います。
ロードバイクのパーツの中でも重要なのは
ずっと体の一部が接しているサドルや
ハンドル、ペダルです。
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今回はハンドルの種類やハンドル部位の
紹介、サイズや寸法の測り方などを紹介
していきます。
ドロップハンドルを握る所の名称は色々ある
私が使用しているロードバイクを元に握る
部分の紹介をします。
フラット部
進行方向に対して垂直に伸びる部分は
フラット部といいます。この部位は体に
一番近い場所にあり、この部分を握ると
上体が他の部位を握った時より起きます。
一定のパワーを長い時間出し続ける事に
適した態勢になるので、ヒルクライムの
時によく握ります。また、腰や首が痛く
なった時に上体を起こして姿勢を変える事
で痛みを和らげる事ができます。
しかし、ブレーキやシフトレバーから手を
離すので、緊急時に対応が遅れる可能性が
あります。
ショルダー部
フラット部とブレーキレバーの中間位置に
あり、フラット部を握るのと同じ位に上体
が起きる事と、ブレーキがフラット部より
近くにあるので、見晴らしのいい道路を
巡航する時に握ります。
ブラケット部
ブレーキレバーの直上に位置しており、
この部分を握り、ブレーキレバーに指を
かける事で緊急時のブレーキ操作も素早く
行える基本的なポジション。膝を曲げて
状態を低くする事で空気抵抗軽減の姿勢を
取る事ができます。
ドロップ部
体から一番遠い場所にあり、握る事で深い
前傾姿勢を取る事ができます。ダンシング
時に一番高いパワーを出す事ができるので、
ラストスパートや前の人に早く追いつきたい
時に握りますが、態勢を維持する為には体幹
の筋力が必要になります。
ハンドルの形状は大まかに3種類
メーカーにより細かい違いはありますが、
基本の形は以下の3つになります。
- アナトミックタイプ
- シャロータイプ
- アナトミックシャロー
アナトミックタイプ
ショルダー部からドロップ部にかけて曲線と
直線で構成されるハンドルです。路面に一番
近づく所が直線になっており、ダンシング時に
握ると高いパワーを出しやすい形です。
ただ、手が小さいとブレーキレバーに指が
届かない恐れがあります。
シャロータイプ
こちらはショルダー部からドロップ部に
かけて曲線になっており、低い態勢が一番
取りやすいハンドルになっています。
アナトミックシャロータイプ
先に紹介したシャロータイプとアナトミック
タイプのいい所を取り入れたタイプです。
ドロップ部とショルダー部の距離がシャロー
タイプより近く、手の小さい人でもドロップ
部を握ってもブレーキに手が届く様になって
います。コンパクトハンドルともいいます。
適切なハンドルサイズの測り方
ドロップハンドルのサイズは幅、リーチ、
ドロップの値で決まります。
それぞれの数値の出し方ですが、ハンドルの
芯から芯の長さを測ります。アルファベット
ではC-C値といいます。
幅は左右ドロップ部の芯-芯の距離です。
自分の肩幅と同じサイズを選ぶのが基本で
平均的な数値は40-46cmとなります。
リーチはブラケット部の芯からドロップ部の
カーブの最先端の芯までの距離です。ここと
ステムの長さから総リーチを決めます。
ドロップはブラケット部の芯からドロップ部
の芯までの長さです。前傾姿勢の深さ、
ドロップ部を握ったままブレーキに指が
かかるかに影響します。
お店に行ってハンドルを実際に手に取るのが確実
新しいハンドルを検討するなら、実際に
お店に行って手に取ってみるのが確実
です。経験豊富な店員さんに色々質問
してみるのがいいでしょう!