サドルに体を合わせるか、お尻に合ったサドルを探すか、それが問題だ。
サドル沼、という言葉は自分に合った
サドルを探す為、どんどんサドルを交換
して迷う事を言いますが、そのサドルを
購入した時は「これが探し求めていた
サドル!交換なんて考えられない!」と
思っていたはずです。
サドルが合わないと感じるのは、自分が
変わったからです。
フィッティングで自分のポジションを数値化する
サドルの位置決めには、サドルそのものだけで
なく、シートポストの高さや、ステムの長さも
関係してきます。自己流でやろうとすると、
たいてい訳が分からなくなって失敗します。
その為、最初はお店でのフィッティングで
基本的なデータを取っておくべきです。
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ロードバイクのポジションに早く慣れるには
早めのフィッティングをお勧めします。
まずはお尻の位置を変えずに乗ってみる。
ある程度のポジションが固まったらサドルの
お尻(座骨の位置)は極力動かさないように、
シッティングのみで走ってみましょう。
またローラーがあれば、勾配や路面状況、
天気に左右されずに同じポジションをとり
続けることができます。
試した結果、痛みがあるならどこか痛いかでサドルの検討をする。
サドルに座る時に直に接触するのは
坐骨になります。坐骨は骨盤を形成する
骨の一部です。よく「骨盤を立てる」と
いうのはまっすぐ腰を伸ばして座る態勢
の事をいいます。逆に「骨盤を寝かせる」
というのは腰を後ろに引いて前かがみに
なる態勢です。
ハンドルを握る為に前傾した時に、お尻
の位置を動かさずできる場合は、前後が
比較的フラットなサドルがあっています。
腰が後ろに移動する場合はサドル全体が
カーブを描いている形のサドルがあって
います。これは、腰が引けた時でも、
サドルの形状から、会陰部の圧迫が少なく
済むためです。
サドルより乗り方を変えない
お尻や会陰部に痛みが出た時にサドルの
せいにしてその都度交換していては、お金
が持ちません。完璧と思っていたサドルが
合わなくなったのはサドルのせいでは
なく、ポジションに変化があった為です。
それは、乗り込んで筋肉がついた、逆に
乗らない時期が長く筋力が落ちた、体が
固くなったなど、色々な要因が考えられ
ます。サドルを変える事を考える前に
今一度ポジションを見直してみては
どうでしょうか。