シマノが今後リリースする新しいDi2ですが
有線か無線どちらも選択可能になる様です。
デュアルコントロールレバー中に無線、有線のコントロールユニットが内蔵
文書名0-2左右のデュアルコントロールレバーには、
メインのコントロールユニット(MC)と
無線ユニット(ML)、有線ユニット(MD)
が内蔵されています。メインのコントロール
ユニットが変速をつかさどっており、有線の
場合は電源(PS)から各ディレイラーとも
エレクトリックケーブル(C)で接続されて
電力と信号をやり取りし変速する様になって
いるようです。
文書名0-3また、デュアルコントロールレバー内には
電源(ME)が内蔵されており、他の電源
(PS)と有線で繋がっている場合でも、内蔵
電源からの電力供給を優先するようになって
います(これは設定で変更可能との事)また
PSからの電力供給が切れた、もしくは電圧が
著しく低下した場合は自動的に内蔵電源から
各ディレイラーに電力を供給する様に制御
されるようです。しかも、今後はこの内蔵
電源は、シマノが開発している圧電素子に
置き換える事を前提としているとの事です。
(圧電素子については以下の記事を参照)
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【ロードバイク】シマノが開発している?ペダル型パワーメーターに新技術!?【海外発信】
シマノがペダル内蔵型のパワーメーターの 特許を出願している、というニュースが 海外サイトで紹介されています。 https://twitter.com/bikeradar/status/13272614 ...
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あえて有線接続を残したシマノ
無線変速で先行するSRAMの牙城を崩す
ため、シマノも完全無線変速で行くかと
思いきや、有線接続、外部バッテリー
を残して新しいDi2を開発しているシマノ。
これはロードレース以外のシクロクロスや
グラベルライドなどのシチュエーションに
幅広く対応する狙いがあると思われます。
無線接続に何らかのトラブルが生じた場合
に有線でつないでしのぐ事やバッテリー
切れ、接続不良に対応するバックアップ電源
としてトラブルを回避して走り切る事を優先
する事を考えての事でしょうか。
おわりに
100周年記念日には残念ながらデュラエースの
発表はありませんでしたが、今後もシマノの
動きをチェックしていきます。