ロードバイクのある生活

【ロードバイク】ツール・ド・フランスにまつわる異名やニックネームについて【うんちく】

現在開催中のツール・ド・フランス。

第一ステージの看板女性が原因となった

落車が主要メディアでも報道された為、

普段ロードレースを見ない人も興味を

持たれた方もいるのではないでしょうか。

今回はロードレースにまつわる「異名」

「ニックネーム」についてです。

「死の山」

フランス南部、プロヴァンス=アルプ=

コート・ダジュール地域圏にある標高1912m

の山、「モン・ヴァントゥ」。

山頂付近は木ひとつなく石灰岩が転がる

荒涼とした風景は、さながら地獄のはげ山の

様な不気味さです。死の山と呼ばれるように

なったのは1967年のツール・ド・フランスで

世界チャンピオンとして総合優勝を狙う

イギリスのトム・シンプソンが、レース中

モン・ヴァントゥで死亡してからです。

アンフェタミンとアルコールをチャンポンして

この山に挑み、猛暑から熱射病を発症、命を

落としました。山頂には彼を偲ぶモニュメントが

建立されています。

今年のツール・ド・フランスでは、この山を

2回上るというコースが組まれています。

「ダッチコーナー」

ツール・ド・フランスで幾度となく名勝負が

繰り広げられた「ラルプ・デュエズ」。

その九十九折コーナーの7番目のカーブを

通称「ダッチコーナー」といいます。

訳すと「オランダ人の曲がり角」です。

動画17分ごろからダッチコーナーの画像に

なります。

ラルプ・デュエズがレースに組み込まれた

大会のうち、オランダ人選手が優勝したのは

1位タイの8回。このコースがレースに組み

込まれると自国の選手を応援する為、

オランダの色であるオレンジの服を着た

ファンで埋め尽くされます。

発煙筒を焚いたり選手の前を走ったり

ビールを飲んだりと、やりたい放題ですが

ファン同士で選手の走りを妨げないように

しているのか、大きな落車はないようです。

「悪魔おじさん」

(シクロワイアードより転載)

ツール・ド・フランスと言えばこの人。

赤いマントに角と尻尾をつけた悪魔の

コスチュームを身に着け、手には三又槍

を持った姿で選手に声援を送り、時には

アグレッシブに飛び跳ねる「El Diablo」

こと「悪魔おじさん」。

もともとはアマチュア選手としてローカル

大会にも優勝経験があり、現在はフレーム

ビルダーとして活動。世界一大きい自転車

を作りギネスブックにも載った事がある

スゴイ悪魔です。

悪魔おじさんが降臨したのは1993年の

ツール・ド・フランスからで、降臨する

数キロ手前の道路に三又槍のペイントを

自ら書き込んでいます(警察に見つかり、

罰金か拘留いずれかを選ぶように言われ、

罰金を支払った事がある)

ツール・ド・フランスに限らず、ヨーロッパ

で開催されるロードレースに姿を見せて

いましたが、2016年には埼玉県で行われた

「ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」

に降臨、日本のファンと交流を図っています。

「カンピオニッシモ」

「カンピオニッシモ」とはイタリア語で

「チャンピオンのなかのチャンピオン」

という意味です。ロードレースにおいて

この称号を持つ選手は2名だけです。

1人はイタリア国内のレースを総なめにし

ツール・ド・フランスや世界選手権でも

勝利したイタリア人「ファウスト・コッピ」

もう1人は以前ブログでも紹介した

エディ・メルクスです。

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おわりに

108回も続くツール・ド・フランス。

歴史の中で色々な事があり、その中で

逸話や異名が生まれています。

これからはどんな逸話か異名が生まれる

のか楽しみです。

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